「藍を愛して」
HPもリニューアルされこれまでになかったコンテンツも増えたので、こちらのNEWSページではPRESS情報以外にもブランドにまつわる様々なことも紹介していこうと思います。
藍とインディゴ、厳密に言えば異なる二つのブルーカラーですがここでは敢て同じくくりで紹介させていただきます。
インディゴの歴史は古く、紀元前のインダス文明の時代には藍染めの技術はあったと言われます。日本でも古くから人々の生活に溶け込み日本独自の染色方法が生まれるなど、馴染み深いモノでしたが、染色するのに手間と時間がかかる藍染めが広く普及されるのは、19世紀末頃に天然藍と分子構造が同じ人工染料が開発されたこたがきっかけでインディゴ染めとして知られるようになっていきました。
特にアメリカでは汚れが目立ちにくい、退色しにくいなどの理由でデニムを代表するようにインディゴカラーの生地がワークウェアやミリタリーウェアとして採用され、様々なインディゴウェアがアメリカで生まれました。第二次大戦を境に労働着でしかなかったインディゴデニムはファッションとして受け入れられ、ウエスタンウェアとして、不良のアイコン的アイテムとして、また自由の象徴として進化していきました。
1990年代頃のヴィンテージブームの影響でアメリカ製の古いデニムウェアが日本でもてはやされ、近年では日本の伝統的な藍染め文化が海外で高い評価を受けるなど、いつの時代も人々を魅了する魅惑の色「藍とインディゴ」。SOCでは定番デニムの他にもインディゴアイテムを毎シーズンリリースしています。